とかみる

とりあえず書いてみる。

正しい事なんて何もない

男女平等が絶対正しいという意見をたまに聞く。男女平等が正しいと言う人は、どのような思考で結論を出しているのだろうか。それはその人が持っている基準で判断した結果、男女平等は正しいという結論が出るのである。基準には社会に有益であるからとか、常識なんだから当たり前じゃんとか、いろいろなものがある。男女平等と言っておけば好感度が上がるから、なんてのもあるかもしれない。

 

ここで正しさを議論するのは学問的なことではなく、社会制度・行動といったものである。そういったものごとの正しさを判断するときに、基準が必要になる。基準には基準の正しさを判断するものもある。好感度が上がるのを良しとする基準を正しいとする基準には、人に好かれるのを良しとする基準があるように。ある基準を正しいとする基準もあれば、間違っているとする基準もある。

 

ここで重要なのは、絶対的な基準は存在しないということである。絶対的な基準は存在しないのだから、絶対に正しい事なんてない。

 

男女平等が絶対に正しいわけではない。民主主義が社会の在り方として絶対に正しいわけではない。それを正しいとする基準を持つ社会において正しいというだけである。

 

執筆者:ga_ku