とかみる

とりあえず書いてみる。

幸せとは

「あなたは今幸せですか?」

こう聞かれたらどう答えるであろうか。今回は、「幸せ」とは何かについて簡単に見ていきたい。

 

幸せとは、ある種の幸福の次元なるものさしにおいて、低次元から高次元へ移ったときに感じるものであると考える。幸福の次元はある程度、絶対量で、現象Aは値aといったように決まっている。例えば、「100円を拾った」という現象は比較的低い次元に位置付けられるだろう。

 

幸せを感じるのに大切なことは、この次元の高低ではないということだ。現状からどれほど上の次元に到達したかが重要であるのだ。普段は、毎日元気に生活できていることになんの興味も示さないが、風邪で寝込んでそのあと治ったときには、元気に普段の生活が送れることが最高の幸せと感じるように。

 

そして、多くの人々はこの幸福の次元に制限がないのではないかと思う。要するに、常に高次の幸福を求めるのだ。もちろん現状維持で幸せを感じる人もいるが。

 

幸せとは外部から幸福の次元をもって高低を比較できるものではない。金持ちの方が、ホームレスより幸せとは言えない。幸せは各々の中での次元の増減で測られるものである。

 

我々が毎日幸せに生きるためには、この原則に基づき、小さな幸福の増大に気づくことが重要ではないかと思う。日々の小さなハッピーに目を向けると、意外に自分は幸せなんだと感じられるかもしれない。

 

執筆者 : sh_o