現状維持か変化か、正しい比較方法
AからBへ変化するものがあるとする。Aは現状維持でBは変化である。AかBか、現状維持か変化か、どちらが良い選択なのか比較したい。
通常は、A→Bのメリット・デメリットと変化のコストを考えて比較するだろう。自分はここに、B→Aのメリット・デメリットも考える比較方法を提案したい。
例えば、中学高校における古文漢文の授業を一切なくすという変化。通常は、古文漢文の授業をなくすことのメリット・デメリットとコストを考えて比較する。だが、それだけでなく、古文漢文の授業がなかったことろに、今と同じだけ授業を増やすことのメリット・デメリットも考えよう、というわけである。
人は変化に厳しい目を向けがちだ。A→Bだけの比較では、AとBが同じ立場で比較されていると言えない。B→Aの比較も加えることで、初めてAとBを平等に比較できるのではないか。
執筆者:ga_ku