とかみる

とりあえず書いてみる。

洗脳は論理的に進められる

洗脳には手順がある。まず相手に、この人は頭が良く、信頼できる人間であると思わせること。次に、論理的に自分の思考を展開していくこと。それだけで、相手は自分で考えたことより、この人が考えたことの方が正しいと思ってしまう。洗脳の完成である。

 

ヒトラーの我が闘争も同じ手順を踏んでいる。まず、ヒトラーが自身の生い立ちについて述べる。そこでヒトラーは、自身が信頼できる人間であること、誰よりも政治を考えている頭の良い人間であることを読者に思わせる。そして自身の経験をもとに、あくまで論理的に思想を展開していく。

 

多くの人は、洗脳が論理的に進められることに気づいていない。洗脳のことが報道されても、なんでこんなのに洗脳されてしまうんだ(自分は洗脳されない)、という感想ばかり。ヒトラーを無茶苦茶な思想を掲げた人物だと思っている人ばかり。だから簡単に洗脳されてしまう。ヒトラーの思想は論理的だった、だからこそ彼は恐ろしい人物なのだ。そのことに、もっと多くの人が気づかなくてはならない。

 

執筆者:ga_ku